ここでは、私、じのちゃんがどうしてフェレットのボランティアに関わるようになったかをお話します。

一言で言ってしまえば「ベレッタ・さとしがフェレットだったから」なんですけど・・・。
少し長いかもしれませんが、読んでいただければ嬉しいです。


第一子のベレッタ・さとしとはたまたま入ったペットショップで出会いました。
その時はヒメウズラの女の子を捜していたので、
フェレットのベレッタをお迎えするのは急な成り行きでした。
もともと動物は大好きでしたが、フェレットは物を食べる時の顔が怖く、かわいいなんて考えたこともありませんでした。

しかし目が合った瞬間、駆け寄ってきたベレに胸がきゅんとしてしまったのです。^^;
じのちゃんフォーリンラヴですね。(笑)

よく見るとベレッタは最終処分品的な扱いをされていました。もう育ちすぎてしまったらしいのです。
店員の方からお話を聞くとそれでもまだ3ヶ月とのこと。
殺されてしまうのもかわいそうに思い、結局その日そのまま電車で連れて帰ることになったのです。

それからは全てが初めてづくし。詳しい友人にいろいろアドバイスを受け、
ハンモックを作ってあげるところから始め、やんちゃないたずらとの攻防。
「イタチごっこ」という言葉の意味を体で覚えました。

1週間が経過した頃、ベレが音に反応しないことに気付きます。
目覚ましが鳴っても、携帯が鳴っても、背後で鈴を鳴らしても、微動だにしません。
ベレッタはどうやらお耳が遠いらしいのです。不安になり、ベレをお迎えしたペットショップに
耳の聞こえない子と、どうやって付き合っていけばいいのかを相談をしました。
しかし、ペットショップはいいがかりだと思ったらしく、全く相手にしてもらえませんでした。

ここから、フェレットについての私の猛勉強が始まります。

我が家に来たからにはもう我が子。どんな風にしたらよりよく生活できるのだろうか・・・
たくさん考えました。いろいろ調べていくうちに、そこでもう1つ分かった事実。
マーシャルというファーム出身のフェレットには出生証明書がつくのですが、
そこに記載されているナンバーを協会に問い合わせをすると何月何日生まれかということを教えてもらえます。
ベレはウチに来た当時、すでに9ヶ月でした。店員さんは明らかに嘘をついていたことになります。
3ヶ月でも9ヶ月でも、耳が聞こえなくてもベレをお迎えしたことに後悔はありませんでしたが、
己の無知を思い知らされました。


ベレと自分との生活はとても、とても素敵なもので、毎日が充実していました。
当時は既に独り暮らしでしたが、あんなに家に帰るのが楽しいと思ったことはありませんでした。

実は私は家族というものに縁がなく、幼少期はかなりの虐待を受けて育ちました。
怒鳴られることは毎日で、真っ暗闇の夜の森に捨てられ、恐怖のあまり森から出て明るいところへ行こうとすると
待ち伏せしている人間に棒で殴られたりもしました。
酷い時には火を押し付けられることもありましたし、物心ついた時よりゴクツブシとののしられてきました。
何をどう考えても、幼い子供にするべき行動と言葉ではありません。
現在であれば幼児虐待で通報もできたでしょうが
当時はまだ近所でも「また騒いでいるな」というような認識だったように思います。

実の家族ではありましたが、無力な子供は大人たちの腹いせの的となっていたのです。
そんな環境だったので、何度死のうと思ったか知れません。
殴られ蹴られたりしている最中に死んだりしたら彼らにとっては罪になるのだから、
いっそこの瞬間に死んでしまいたい、むしろ殺して!と暴行を受けている時は子供ながらにそう思っていました。

実家を飛び出し、独りで生計を立てるようになってからもこの体験が長く尾を引き、カウンセラーのKEIKO先生にお世話になったりと、大変辛く苦しい時期がありました。

しかし、ベレをお迎えしてからは、
の子には自分しか頼る者が居ないのだと思うと、
生きるしかありませんでした。守る物を作ったことで、私自身が強くなれたのです。

その内、フェレットオーナーの方々とお話をするにつれ、不幸な子達がたくさん居るという現実に直面します。
自分の過去とも重ね合わせてしまい、心にさざ波が起こります。


自宅に泥棒に入られ、その時の事故で下半身付随になってしまったフェレちゃんの為に、
ネット上でカンパを募っていたことがありました。
その時の皆さんの優しさに感動して、自分でも何かできないかと思っていた矢先、
知人からの紹介でロゼッタ・アヤを里子として引取ることになりました。
自身の病気の為、手放す事になった飼い主さんがいらっしゃったのです。

そのことを皆さんに報告すると、たくさんの、本名も名前も知らない方々から
カンパとしてハンモックや日用品をいただきました。
中には「里子ちゃんへ。幸せになってね」と温かい手紙も同封されてあったりと、
たくさんの優しさに、涙が止まりませんでした。

それからは2匹が自分の子供のようになり、何につけてもベレアヤ優先の生活になってしまったのです。
イタチバカ、ここに誕生です。(笑)

人間の皆さんとベレアヤにはたくさんの優しさと、愛するということの尊さを教えていただきました。
その恩を返すために、ボランティアとして警察に預けられた迷子を引取ることを始めたのです。

迷子になってしまうとほとんどが元のお家に帰れません。逃げてきたのか、捨てられたのか、分かりません。
大抵は体力が回復し、心の傷を治した後、私の方で素敵な里親さんを探します。
そんなときは嬉しいやら悲しいやら、涙の別れとなるんですけど。

うめじいのように保護当初から病気を抱えている子も居ました。
うめじいと闘病したのは半年間でしたが、
その間中、ネット上の皆さんに励まされ、勇気付けられ、金銭的にもたくさんのカンパをいただきました。
本当に、ありがたいことでした。くじけそうな時の声援ほど、感謝してもしたりないことはないです。

その頃には警察の担当の方もフェレットが保護されるとその日中に連絡をくださるようになり、
フェレットにダメージが少ない状態で引取ることも可能になってきました
(通常は警察署で3日経過しないと引き渡してはくれません)。

保護される子達は、保護してくれた人、警察の担当者、そして私達を勇気付けてくださる皆さんの
それぞれ少しずつの優しさによって、生きていられるのだと思っています。
その優しさへのお礼を大きな声で言う為に、そして不幸な動物を減らす為に
ここにHPを開こうと思いました。そのきっかけを与えてくれたM先生にに感謝いたします。

ボランティア自体は私独りでの活動になりますので、現在は小規模ではありますが、
ゆくゆくはもっと広範囲での活動をしたいと思っています。まずは経済的基盤をしっかりしないと!(笑)

今、辛い思いで生きている人と動物、どちらの助けにもになれたら、と思います。
フェレットに限らず、
動物は人の心を癒してくれます。
猫でも犬でもお腹を出して寝ていたりする無防備な姿はあなたを信頼しきっている証拠です。
その姿がまたあなたに平和と安らぎを与えてくれているのです。

生きることがつまらないと感じている人は動物と暮らすことをお勧めします。
彼らに愛と信頼を与える代わりに、あなたにたくさんの素晴らしいことを教えてくれると思いますよ。



長い文章をここまで読んでいただいてありがとうございました。
拙いHPですがお役に立てるように努力していきます。どうぞよろしくお願いいたします。