化学療法を受ける時の

〜のんたんの心構え〜

 

            化学療法(抗がん剤)、この治療は、大・小どんな形でも必ず副作用が起こる。

    がん細胞を死滅させる為、強い薬を使うのだから仕方がない。がん細胞も死滅す

           る変わりに、良い細胞も殺してしまう。だから、白血球減少・脱毛などが、起こ

           るのだ。

    吐き気・食欲低下・骨髄抑制・脱毛・・・。副作用だけ見れば、とても辛く厳し

           い治療。体が辛くなれば、精神的にも不安定になってしまう。この治療は、体・

           心の両面が「病気には負けない」という忍耐強さ、辛抱強さが求められる過酷な

    治療だ。

 

    手術までは、主治医の先生・麻酔科医・看護師…色々な人の手が加わって、病気

    そのものに手を触れ癌細胞を取り除いてくれるから、自分も頑張るが、先生達も

    手伝ってくれる。主治医の先生の腕を信頼し、一緒に癌と闘っている。

    それ以降、化学療法は、先生達は、定期的に検査し、ミクロの残っているかわか

    らない、がん細胞が目に見えるがん細胞(再発)に変わっていないか、どこかに、

    転移していないか(術前であれば、効果があるか・大きくなってないか)画像や

    腫瘍マーカーなどの検査をし、化学療法(放射線療法)など、薬の投与・放射線

    照射できる治療をして、見守ることしかできない。

    化学療法は、手術のようにがん細胞、そのものに手を触れ取り除くことができな

    くて、誰も手伝ってくれない。自分との戦いだ。

    私は、悪性黒色腫・乳がんの化学療法、抗がん剤治療の時、いつも、こんなこと

    を心の中でつぶやき、治療に臨んでいます。

    『この薬は、私の体内に居るかもしれない、ミクロのがん細胞と直接体内で戦

      ってくれる心強いが、かなり自己主張の強い、仲間』

    『協調性があったら、ミクロのがん細胞と仲良くなってしまい、目に見えるが

      ん細胞へと進化し増殖していってしまうので、自己主張が強く、がん細胞に勝

      ってもらわなくては』

    『薬は体内で、戦っているのだから、私は体外で副作用と戦い、一緒にがん細

      胞と戦わなくては敵は手強いから、勝てない。薬任せにしていてはいけない。

      一緒に闘うことが重要』

    『化学療法は、私のがん細胞と直接闘ってくれる仲間。病気を一緒に退治して

      くれる心強い仲間』

    そう思って、治療に臨んでいます。副作用で辛い時も、心の中で、このことを思

    って耐えています。こう思うようになってからは、副作用の苦痛が少し減ったよ

    うに思います。