ハーセプチン療法

 

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                                ≪ハーセプチンってどんな薬?≫

                                    ★HER2タンパクってなに?

                 通常の乳がん細胞はゆっくりですが、中には増殖のスピードが速い細胞があります。

                 細胞の表面に「増殖に必要なえさを取り込むための手(受容体)」を持っているものが

                 あることがわかりました。この手を持っている細胞は、持っていない細胞にくらべ、えさ

                 をたくさん取り込むことができるので、活発に増殖すると考えられています。

                 このえさを取り込むための手は、「HER2タンパク」と呼ばれています。

                 ★HER2タンパク  

                 0 … ほとんどない人  1+ … あまりない人  2+ … かなりある人  

                 3+ … たくさんある人      〔−・0   1+   2+   3+〕

                 強陽性の3+の人とあるいは、HER2遺伝子の量が多い人はハーセプチンの治療の

                 対象になります。2+の人も遺伝子の量が多い場合には、治療の対象となります。

                 ★ハーセプチンの役割

                 「ハーセプチン」は、この手を抑える「手錠」のような働きをする薬です。

                 細胞は、手に手錠をかけられるため、増殖に必要なえさを取り込むことができなくなり、

                 兵糧責めにあう形で抑えられることになります。

                 「分子標的薬」と言われる新タイプの抗がん剤です。

 

        ≪薬の投与順番≫

         点滴 .織ソテールによるアレルギー症状を予防します。(投与時間:約10分)

                     デカドロン・・・アレルギー症状を予防。また、吐き気やむくみを抑える作用もある

                     ポララミン・・・アレルギー症状を予防。

                     ザンタック・・・アレルギー症状を予防。胃酸の分泌を抑え、胃の症状を和らげる

                              また、デカドロンによる胃腸障害を予防する作用もある

    

                点滴◆々海ん剤 (投与時間:約1時間)

                      ハーセプチン・・・85

 

                ≪血液の正常値は…。≫ 

                                      WBC (白血球):3500〜9100  RBC (赤血球):376〜500  HB (血色素):11.3〜15.2

                                       HT (ヘマトクリット):33.4〜44.9   PLT (血小板):13.0〜36.9  赤印は正常値より低い 

 

                                    ≪副作用の主な目安≫      

                 インフュージョン・リアクション ・・・ 発熱・悪寒等(投与後24時間以内に現れる一連の症状)

                                      38度以上の発熱(10人中4〜5人)

                                      悪寒・全身の倦怠感・熱感・ふるえ・吐き気・嘔吐・

                                      食欲低下・頻脈・ときどき感(10人中1〜2人)

                                      これらの症状は初回投与時のみで、2回目以降は症状

                                      が軽くなるか現れないことが殆どです。

                 まれ ・・・ 心不全

                 極めてまれ ・・・ ショック・呼吸不全・肝不全・白血球低下・腎障害・昏睡・敗血症

 

         ≪投与期間≫

                                      H19(2007)

                  ≪1週間に1回投与≫  

                   1月19日  1月26日  2月1日  2月9日  2月16日  2月23日  

                   3月2日  3月9日  3月16日  3月23日  3月30日 

                  ≪2週間に1回投与≫

                   4月13日  4月26日  5月11日  5月25日

                  ≪1週間に1回投与≫

                   6月1日  6月8日  6月15日  6月22日  7月4日  7月13日

                   7月20日  7月27日  8月3日  8月10日  8月17日  8月24日

                   9月5日  9月12日  9月21日  9月28日  10月5日  10月12日

                   10月19日  10月26日  11月2日  11月9日  11月21日

                   11月30日  12月7日  12月14日  12月21日  12月28日 

                                       H20年(2008) 1月4日   1月11日

                                                      合計45回投与

〜単独ハーセプチン療法、無事終了〜