インド概要

題名はインド概要ですが、印度に関する一般的な情報は他のガイドブックなどに任せて、ここではインドを旅する場合の実践的かつ重要なポイントについて説明します。

また、地域的な情報はそれぞれのページで詳述します。

ヴィザ

インド入国には必ずヴィザが必要です。ヶ月の観光ヴィザが簡単に取れるので各地のインド大使館で申請するように。

アクセス

貧乏旅行者に一番ポピュラーなコースはバンコク経由でカルカッタに入るというものだったが、今日では通貨価値の変動により、ほとんどそのメリットはなくなったと言ってもいい。

ネット販売などでAir India成田(関空)インド各都市直行便の3ヶ月オープン・チケットが10万円前後で入手可能。10FIX程度のチケットなら、格安チケットがたくさんあるのでこまめに旅行会社でチェックすべし。

カルカッタ、デリー、ムンバイ、チェンナイが主なゲートだが、初心者はデリーだけは避けたほうがいい。空港から市内までの間で、大勢の日本人が悪質なタクシーや旅行業者にだまされてお金を失くしている。

旅の季節

インドの季節は地域によって差異があるが、大まかに11月から2月の冬場に当たる乾期、3月から5月の酷暑期、6月から10月にかけての雨期に分かれている。

伝統武術の修行を目的にいく場合は、稽古自体かなりハードなので、まず絶対に酷暑期は避けるべきだろう。

通貨

インド・ルピー。一般にs.表される。20076月現在で1Rs3円前後。1万円の両替で約34百ルピーになる。

物価

よく、インドは物価が安いと言われるが、それは国際為替相場のからくりによって日本円で不当に?安くインド・ルピーが買えるため。まずは現地の人たちにとって100ルピーがどれくらいの価値を持つのかを把握してから、様々な値段について判断すべき。

ちなみに現在、平均的な労働者の賃金は月に5千ルピー以下、およそ1万3000円以下に過ぎない。そう考えると、道場の外国人向け月謝が5千ルピーといった場合、如何に高いかがわかると思う。

お金に関するメンタリティ

一般に北インドではかなりテンションが高く、観光客を狙った悪質な人間も多い。が、こちらから普通の人に話しかけると、意外と親切だったりする。特に日本人はお人よしで有名なので、最初は向こうから話しかけてくる人間には警戒が必要。

また、悪い人間でなくとも、インドまで飛行機に乗って遊びにやってこられるような人間は、すごいお金持ちに違いない、と大体思われているので、何がしかの余禄を求めて近づいてくる人間は無数にいる。それらをかいくぐって、本当の友達を作る過程が、もうひとつの修行だといっても言い過ぎではない。

それは武道の師範にしても例外ではない。特に、ケララではカラリパヤットを外国人に指導する事が、ひとつの重要な外貨収入源になっている。平均値を知らない外国人が訪ねると、とんでもない値段を吹っかけてくる師範もいるので注意が必要。

私の考える平均値は、宿泊込みの月謝が6千ルピー前後。トリヴァンドラムやカリカットのCVNを参考にして欲しい。ちなみにインド人生徒の月謝は、通いで平均して100ルピーほど。外国人価格が月謝だけで千ルピーだとしても、ローカルの10倍であると理解しておくべきだろう。

言葉

北インドは広範囲でヒンディ語が話されている。発音や語順も日本語に近いので、日本人には覚えやすい。英語も公用語だが普通の人にはあまり通じない。そして、英語が話せる奴に限って、とんでもない悪人だったりするから注意が必要。

特に怪しげな日本語で近づいて来る人間は要注意!

南インドは州によってまったく違う言葉を話すと思ったほうがいい。文字まで違うので州をまたいで旅行する場合は非常に難儀をする事になる。ただ、北インドに比べて普通の人でもかなり英語が通じ、人間性も遥かにいいので旅行はしやすい。

現地の道場で実際に修業する場合も英語が中心になるので、最低限の会話能力は必要だ。ただ、ダンスや武道など、何らかの経験がある人は、まったく英語ができなくても気は心で通じるかもしれない。要は本人の気持ちしだいとも言える。

交通

北インドの場合、長距離では列車が、短距離ではバスが主流。最近では長距離でもゴージャスなツーリストバスがあったりするので、財布と相談の上で。長距離夜行列車の予約は、時期によってはかなり混雑する場合もあるので、早め早めが基本。

南インドではバスが発達している。本数が多くたいてい予約なしでも乗れる。町と町の距離も近いので、旅はしやすい。

宿泊

北インドでは日本と同じでHotelといえば宿泊施設を指すが、南インドではレストランを意味する事が多いので注意が必要。南インドではLodgeTourist Homeなどが宿泊施設を意味する。

現在、外国人が最低限耐えられる安宿が100ルピー前後から泊まれるが、下は30ルピーから上は千ルピー以上まで幅は広いので、本人の予算と耐性に応じて選択するように。

普通の部屋はファン付だが、インドではエアコンは大変なぜいたく品なので、普通の部屋の2倍以上は覚悟したほうがいい。だが、高いお金を払って泊まっても、肝心のエアコンが壊れている事もしばしばなので、泊まる前に必ず設備のチェックはすること。

また、エアコン以外にも、一般にインド人のメンテに関する感覚は桁違いに低いので、シャワーや電気など、最低限の設備もチェックが必要。

部屋には網戸など付いていないので、特に南インドでは蚊よけ対策は必須。吊り下げ型のモスキートネットがベストで現地でも購入可能。蚊取り線香やマットは、インド製は不殺生の精神で蚊を殺さずけむいだけなので、日本製を持っていくべき。

鍵はドアに作り付けのものと南京錠式があるので、自分の南京錠をひとつ持っていくことを勧める。ナンバーを合わせるタイプの南京錠なら、稽古の時など、鍵を心配しなくてすむのでベスト。

食事

インドの食事は野菜や肉などの素材を食べると言うよりも、スパイスを食べる、と表現したほうがいいほどスパイスを多用する。人にもよるが、私の場合は1ヶ月も旅すると温野菜を何も付けずに食べたり、おかゆに梅干などが恋しくなる。慣れていない人は自分の身体に聞きながら、時には自炊などして内臓を休ませる事も必要。

水に関しては、基本的に生水は絶対に飲んではいけない。ホームステイ状態になって、家族の人が平気で飲んでいたとしても、日本人が飲めばまず下痢をする。慣れるまでは常にミネラルウォーターを飲むほうが無難だろう。

特に修行が目的で滞在する場合は、健康が第一となる。せっかくインドに行ってフラフラして修行にならなかった、などと云うことの無いよう、気をつけて欲しい。

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