呉市・ブレマトン市姉妹都市提携45周年記念訪問団 ボランティア活動記

 

呉市国際交流センターからの題記訪問団のボランティア通訳の募集が届き、それに応募して4月28日の

“呉市内視察“の担当を承りました。

この役目をさせていただいて1日楽しく活動できたので、以下概要をまとめてみました。                

 

・ボランティア通訳を承ることになってから、せっかく呉にこられたのだから呉市とブレマトン市の絆になるような

 物をお土産としてお持ち帰りいただいたらどうか?呉市の花である椿の葉で作った栞を差し上げたらどうか?と

 国際交流センターにご提案したところ、ホテルの部屋にさりげなく置いておくウエルカムバスケットの中にいれようと

 賛同をいただきました。そこで、葉書大の厚紙に英語の説明をつけた栞を準備しました。

 この説明には、なぜ椿が呉市民の花なのかということや、呉の中央図書館に置いていただいて来館される呉市民の方々に

 無料で差し上げていることも書きました。

 

 

          

     

       外国の方用椿の栞(表)               外国の方用椿の栞(裏)

 

・ブレマトン市は米国西海岸カナダとの国境に近い港湾都市(http://www.ci.bremerton.wa.us/)でシアトルの

 西側に位置しキッサップ半島の中にあります。文献①の【第3章・目に映る自然】に出てくるブローデル・リ

ザーブはブレマトン市の対岸のベインブリッジ島にあります。キッサップが広島県、ブレマトンが呉市とすれば

ベインブリッジ島は江田島にあたるような相対位置関係にあります。今回は市長さんや議会の議長さん他

13名の方々が呉市を訪問されました。

 

・私が通訳するお相手の方は男性のMichael Arnow(マイケル・アーナウ)氏と女性のKathleen Cahall

 (キャサリン・ケホール)氏のお二人でした。ボランティアの誰がどなたをケアするかは国際交流センターのほうで

 決めていただきました。マイケルさんは一時期呉の三津田高校に生徒として滞在されたことがある方で日本語も少し

 会話できました。キャサリンさんはブレマトン市のWater Resources Manager(水源地管理課長?)として勤務されています。

 (https://www.youtube.com/watch?v=8u8CA2a43tw) キャサリンさんは名門ワシントン州立大学で取得した

 MPH(Master of Public Health)の称号(文献②)を持たれている才女でした。

 彼女はブレマトン市で交換留学生を受け入れる家庭の奥さんでもあり、来日は初めてとのことでした。

 

・28日13時半ころ市役所の国際交流センターの前で初めて訪問団の方々とお会いして、自己紹介をして

 すぐにバスに乗り込みました。座席は自由席で私はキャサリンさんが隣に座って欲しいといわれるので、

 そのようにしていろいろ車中での会話を楽しみました。移動中はブローデル・リザーブのことやお互いの家族の写真を

 スマホでみせあったりしました。

 本庄源池のダムが4月25日に文化庁から日本遺産に認定されたことや水源地のHPを印刷してその写真もお見せしました。

 ブレマトン市の水源地にもダムがあり、地震が来るたびに崩壊しないかと心配しているとのことで、スマホで常にどこで

 どの程度の地震が起こったのか見ているとのことでした。キャサリンはブレマトン市の水源を管理する部署の責任者で、

 良質の水を確保するためには水源のある森を守っていくことが大切ですと上記youtubeで説明されていますが、

 私も会社にいたころは水源のある森に植樹を10年続けていたことなどを話して意気投合しました。

 

・アレイからすこじま→音戸大橋→音戸公園→大和ミュージアム→夢タウン→ホテル(呉阪急ホテル)の順で

 ご案内しました。行く先々で風景に感動されていました。大和ミュージアムからは自由行動となり私は

 キャサリンさんと二人でいろいろ話しながらご案内し、ミュージアムの売店では文献②の「椿露」を

 ご紹介し3本買っていただきました。友人へのお土産にされるとのことでした。

 

・ブレマトン市の女性市長さんのPattey Lent(パティ・レント)さんも気さくな方で、国際交流センターのお取

り計らいでウェルカムバスケットに入れていただいた「椿の栞」についても気に入っていただきました。

訪問団13名の方々には椿の栞をお一人1枚づつさしあげることができましたが、ブレマトン市の図書  

館にも15枚置いていただいて市民の方々に姉妹都市の絆として使っていただくことになり、国際交流

ンターの方から直接市長さんに手渡していただきました。晩餐会では私もパティ・レント市長さんと

会話させていただいて栞のことをお願いしました。ブレマトン市には9つ図書館があると市長さんが

言っておられました。

                                    

     

                                     

           思い出の写真と二人部屋用ウエルカムバスケット

 

 

・会費を払った上で参加した18時からの阪急ホテルでの歓迎晩餐会では、小村市長ご夫妻他ライオンズクラブや

 交換留学生関係者など約100名が集い楽しい一時を過ごしました。

 

・訪問団一行は4月29日は呉の港まつり、30日は宮島見学をされ、5月1日(水)に呉を離れららました。

 1日は宿舎の阪急ホテルまでお見送りに行ってお別れの挨拶をし、JR呉駅の改札口でお別れしました。

 とても名残惜しかったです。このボランティア活動がなければ一生お会いしていない人とお会いできて、

 しかも、今後ともお互いの絆が椿の栞で結ばれたことは、まさに奇跡的なことでした。

 新しい感動を、また、園芸福祉活動のおかげでいただくことができました。

 

・活動させていただいた感想

 1969年呉市に初めて来て会社に就職し、ほとんど地域の方々との交流もなく約40年間会社勤めをしていました。

 2007に退職し今の園芸福祉活動を始めました。そのおかげもあって今回このお様な素晴らしい機会をいただくことができました。

 これまでブレマトン市のことはあまり知らず、この機会に少し勉強させていただきまました。

 交換留学生の繋がりや議会、ライオンズクラブの方々のご努力で45年間も交流が続いていたのだと思い知りました。

 それにも増して、市役所の関係部署の方々のなみなみならぬご尽力をまじかに見て、感動すると同時に頭の下がる思いでした。

 私が10年近く続けている「呉・椿プロジェクト」の一環である“椿の栞”を図書館に置いて、市民の皆さんが

 椿で繋がればいいという思いが、今回少し、姉妹都市のブレマトン市の方にも伝わるのかなと感じました。、

 できれば今後もブレマトン市のご希望があれば更に栞を作って、呉とブレマトンの絆が強くなればと思っています。

 今回の機会を与えていただいたことに深く感謝申し上げます。

 

 

・文献①:植物と人間の絆、ルイス,チャールズ・A.【著】〈Lewis,Charles A.〉/吉長 成恭【監訳】/進藤 丈典/篠崎子【訳】 内容説明;園芸と人間のつながりの本質を追求・・・。

        そのために目を向けたのが心理学、社会学、地理学、医学の分野。市民による緑化を推進し、樹木園での成果をもとに人々と植物の有益な相互作用を洞察する。

 

・文献②:公衆衛生学修士、「集団の分析に基づき地域全体の健康増進を扱う学問」で米国では1960年代にハーバード大学で開学後、

     現在ではトップ10の超有名大学で開講されている。

 

 ・文献③:椿の炭でろ過したお酒を2009年に水龍さん・野呂山学園さんと協働開発し、以来市役所の方のご協力をいただいて大和ミュージアム

     の売店で販売させていただいています。売上金の一部は炭を作ってくれる野呂山学園に還元されています。

 

       

 

                         

              文責:ひろしまね園芸福祉協会  進藤丈典