このページは晴眼者のための「初めての点字『書き方編』」のコーナーです。

点と字の間にある文字を墨点字といいます。
小学生から先生まで点字を学習できます。

ユビキタス時代の社会基盤のひとつ!!
今日からあなたも点字が書けます。
すべては平仮名で表記します。

なお、点字では漢字やひらがな・カタカナの表記の区分はありません。
『パソコンで学ぶ凹面(書き面)の墨点字』(ソフトは無料で提供します)

2 初めての点字の書き方入門

目次

(T) はじめに
(U) 点の位置の確認
1.1マスの文字
2. 2マスの文字
3. 数字など
4. アルファベットなど
5. 囲み記号など
(V) 点字の書き方
1 点字の書き方(清音など)
2 点字の書き方〔拗音など)
3 点字の書き方(長音など)
4 点字の書き方(助詞の 「は」「へ」)
5 点字の書き方(動詞の語尾の「う」など)
(W) ひらがなで書く数字
(X) 分かち書き【自立語と付属語】
1 自立語
2 付属語【助詞・助動詞】
3 形式名詞など
4 補助動詞など
5 副詞・連体詞など
6 文語的表現の助詞
7 独立の動詞「なさい」など
8 形容詞の「ない」など
9 形容詞の「〜く」など自立語
(Y) 数字の書き方
1 ローマ数字などの書き方
2 数を含むことばの書き方
(Z) アルファベット書き方
([) 分かち書き【複合語】
1 自立語内部の切れ続き
2 長い複合名詞
3 複合動詞や複合形容詞など
4 動詞の「する」
5 固有名詞など
6 地名や自然名など
(\) 基本的な書きかた
(]) 学習し参考にした本など


(T) はじめに



点字の筆記具には、点字盤・携帯用点字器・点字タイプライター・パソコンがあります。
ここでは、マイクロソフト社のエクセルでパソボラトーカーのオリジナルソフトを使って学習します。
書き順は、上から下に、右から左への移動を基本とします。


最初は、エクセルの画面を使って学習をしてください。
入力欄にかな文字や記号を入力すると下段に墨点字が表記されます。
点の位置(音標文字)で表記する・・・エクセル墨点字書き面
点を白丸で表記する・・・墨点字記号書き面

ダウンロードはできません。メール対応となります。

(U) 点の位置の確認



1.1マスの文字

図 2


(1)@・A・Bの点の文字
あ・い・な・に・わ

(2)Cの点の文字
う・え・お・や・ね・ぬ・の

(3)@・A・B・Cの点の文字
あ・い・う・え・お・な・に・ぬ・ね・の・わ

(4)Eの点の文字
は・か・ひ・き・疑問符

(5)C・Eの点の文字
く・け・こ・ふ・へ・ほ・ゆ

(6)@・A・B・C・Eの点の文字
か・き・く・け・こ・は・ひ・ふ・へ・ほ・ゆ・あ・い・う・え・お・な・に・ぬ・ね・の・わ

(7)Dの点の文字
た・ち・ら・り・を・長音符

(8)C・Dの点の文字
つ・て・と・る・れ・ろ・よ
た行とら行の文字になります

(9)D・Eの点の文字
さ・し・ま・み・ん・句点・第1カッコ

(10)C・D・Eの点の文字
す・せ・そ・む・め・も
さ行とま行の文字になります

(11)中点・読点・句点の文字
・=Dの点と1マスあけ
、=D・Eの点と1マスあけ
。=A・D・E点と2マスあけ

(12)感嘆符・疑問符の文字
!=A・B・Dの点と2マスあけ〔原則〕
?=A・Eの点と2マスあけ〔原則〕

2.2マスの文字



図 3


(1)Dの点を前置

が行・ざ行・だ行・ば行とヴ

(2)Eの点を前置

ぱ行
ぱぺぷぴぽ

図 4A


(3)Cの点を前置

きゃきゅきょ・しゃしゅしょ・ちゃちゅちょ・にゃにゅにょ・ひゃひゅひょ・みゃみゅみょ・りゃりゅりょ・いぇ・きぇ・しぇ・ちぇ・にぇ・ひぇ・すぃ

(4)C・Dの点を前置

ぎゃぎゅぎょ・じゃじゅじょ・ぢゃぢゅぢょ・びゃびゅびょ・じぇ・ずぃ

図 4B


(5)C・Eの点を前置

ぴゃぴゅぴょ・てゅ・ふゅふょ

(6)A・Eの点を前置

うぃうぇうぉ・くぁくぃくぇくぉ・つぁつぃつぇつぉ・ふぁふぃふぇふぉ・とぉ

(7)A・D・Eの点を前置

ぐぁぐぃぐぇぐぉ・ヴァヴィヴェヴォ・どぉ

(8)C・D・Eの点を前置

でゅ・ヴュヴョ

3.数字など



図 5


(1)数符を前置

「あ・い・う・る・ら・え・れ・り・お・ろ」と覚えます。

数符と「あ」で「1」
数符と「い」で「2」
数符と「う」で「3」
数符と「る」で「4」
数符と「ら」で「5」
数符と「え」で「6」
数符と「れ」で「7」
数符と「り」で「8」
数符と「お」で「9」
数符と「ろ」で「0」
数符と「あいうえお」で「12369」
数符と「らりるれろ」で「58470」

(2)小数点

Aの点を用います。

3.14は数符と@・Cの点とAの点と@の点と@・C・Dの点

(3)位取り点

Bの点を用います。

1,000,000は数符と@の点とBの点とA・C・Dの点とA・C・Dの点とA・C・Dの点とBの点A・C・Dの点とA・C・Dの点とA・C・Dの点(図5)


4.アルファベットなど



図 6A


(1)外字符を前置

外字符と「あ」で「a」
外字符と「い」で「b」
外字符と「う」で「c」
外字符と「る」で「d」
外字符と「ら」で「e」
外字符と「え」で「f」
外字符と「れ」で「g」
外字符と「り」で「h」
外字符と「お」で「i」
外字符と「ろ」で「j」
外字符と「あいうえお」で「abcfi」
外字符と「らりるれろ」で「ehdgj」

最初に「あ・い・う・る・ら・え・れ・り・お・ろ」=「abcdefghij」と覚えます。

次に「あいうるらえりおろ」にBの点を加えて覚えます。

「なにぬつたねてちのと」=「klmnopwrst」です。

続いて「なにつた」にEの点を加えて覚えます。

「はひふむま」=「uvxyz」です。

最後に「ろ」にEの点を加えて覚えます。
「そ」=「w」です。


図 6B



(2)大文字符

大文字に該当するアルファベットには大文字符=Eの点を前置します。

一続きに書くアルファベットが全て大文字の場合はアルファベットに二重大文字符=Eの点とEの点を前置します。

(3)ピリオド・斜線

.=A・D・Eの点1マスあけ〔原則〕
/=B・Cの点

(4)外国語引用符

外国の語句や文にはその前後ろを外国語引用符でくくる。

外国語引用符開=A・B・Eの点、外国引用符閉=B・D・Eの点

5.囲み記号など



図 7


(1)第1カギ・ふたえかぎ

「=B・Eの点、
」=B・Eの点

『=D・Eの点とB・Eの点、
』=B・Eの点とA・Bの点

(2)第1カッコ・二重カッコ

(=A・B・D・Eの点、
)=A・B・D・Eの点

((=D・Eの点とA・B・D・Eの点、
))=A・B・D・Eの点とA・Bの点


目次に戻る

(V) 点字の書き方



通常、点字盤で書く場合は、右から左へ点を書いて凹点を作っていきます。
読む場合は紙を裏返し、凸点を左から右へ触読します、晴眼者は黙読します。
パソボラトーカーでは白紙で学習できるものを準備しています(前述)

☆ 点字ソフトは入力欄に1文字または記号を入力することで表記されます。
☆ 点字ソフトは点の位置(音標文字)を@ABCDEの数字で表記するものを教材として用意しています。
☆ 点字のソフトは点の位置(音標文字)を○で表記するものを教材として用意しています。
☆ ここからの点字などは全て○囲みの数字で表記します。
☆ 点字は電報文に似て、すべて平仮名表記されます、そこで、誤読などを解消するために「分かち書き」(後述)があります。
☆ ここでは□で表記します。□が一つのときは1マス、□□が二つのときは2マス空けてください。
☆ 行を替える場合は改行と書きます。行を替えて書いてください。
☆ いくつかの例を書きます、点字のルールに習熟してから書くことを理解してください。

☆ 「点字のルール」をしっかり覚えましょう。

1 点字の書き方(清音など)



点字では正確な読み方が求められます、次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

☆ 清音

雨□美しい□大きい□氷□透通る
目の敵□捲り□猛者□投網□お母さん
囲炉裏□知りません□頼みます□髪の毛□臼□


☆ 濁音など

「が」の文字は「か」を書いてから濁点をしますが、点字は濁点(Dの点)を前置してからもとのになる字を書きます。
拗音や特殊文字なども同じです。
伽藍□癌□地価□時価□山車□地面
愛弟子□駁論□虫唾□土産
彼我□匹夫□十六夜□風情□辺鄙



2 点字の書き方(拗音など)



「きゃ」の文字は「か」を書いてから「小さいぁの字を書きます、点字は拗音(Cの点)を前置してからもとのになる字を書きます。
次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

☆ 漢字など

客□華奢□険峻□借問□小癪
莫逆□煮沸□対蹠□所作□頓着
吝嗇□払拭□歪曲□瞞着

☆ カタカナ

ウィンドウズ□キャップ□コンツェルン
シェフ□ケチャップ□シャイ□ジョギング
フォト□ニョッキ□ミュ□ウェディング□リュック



3 点字の書き方(長音など)



ウ音便は長音符を用いて書きます。
点字の長音符(A・Dの点)となります。
原文に長音符(ー)が使ってあればそれに従って長音符を用いて書きます。
動詞の語尾の「う」はそのまま「う」と書きます(後述)。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

☆ ひらがな

いいでしょう□こうだろう□もう□どのような
そうね□話そう□読もう□ぬうっと□ふうふう

☆ 漢字

逆襲□省長□跳梁□秤量□竜
朦朧□彷徨□嚆矢□糟糠□老若

☆ 外来語(表記の通りに書きます)

イェール□ウェールズ□キャッチャー□ジョーズ
ミュール□リュート□□ヴァレンティノ□ニューヨーク



4 点字の書き方(助詞の「は」「へ」)



助詞の「は」は発音どおりに「わ」と書きます。
助詞の「へ」は発音どおりに「え」と書きます。
ここが点字と墨字の違いです。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

私は□理論的には□ひいては□あるいは
お母さんへ□貴方へ□社長様へ□村へ



5 点字の書き方(動詞の語尾の「う」など)



動詞の語尾の「う」は「う」と書きます。
なお、「言う」常に「いう」と書きます。
和語とその派生語は、オ列の「お」を書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

言う□覆う□迷う□吸う□競い合う□奪い合う
憤る□滞る□大目□頬張る
仰せ□透き通る□遠い□凍り付く□お送り




目次に戻る

(W) ひらがなで書く数字



☆ 数字が和語読みする場合は仮名で書きます。
☆ 数字が固有名詞として出てくる場合は仮名で書きます。
☆ 数字が具体的な数を表す働きがない場合は仮名で書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

数字を和語読みする場合

一日□二日□三日□四日□五日□六日

七日□八日□九日□十日□二十日□二十歳

三三九度□七不思議□三つ揃い

数字が固有名詞の場合

一郎□赤十字社□三重□八日市市

数字が具体的でない場合

紙一重□青二才□三日月□五位鷺

二の足□三番叟□三十一文字□二の句




目次に戻る

(X) 分かち書き【自立語と付属語】



☆ 日本語の文節は、話し手や聞き手の石が具体的に表された最小の単位です。

☆ 文節の切れ目は発音上の切れ目です。

☆ 点字の分かち書きは原則として文節分かち書きです。

区切り方で意味が違ってくることを理解してください。

シンダイシャタノム
漢字を考えると意味が理解できます。(図15)



1 自立語



自立語は前を1マスあけて書きます。

便宜的には間投助詞の「ね」や「さ」を入れて、文の意味が変わらなければ文の区切り目と考えてみてください。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

点訳する□良く言う□速く走る

深い深い峡谷□ゆっくり温泉



2 付属語(助詞・助動詞)



付属語の助詞や助動詞は自立語または他の付属語に続けて書きます。

助詞(点字の表記)

か、が、から、くらい、けれど、こそ、さ、さえ、しか、すら、だけ、だに、たり、つつ、て、で、と、とも

な、ながら、など、なり、に、ね、の、ので、のに、のみ、は(わ)、ばかり、へ(え)、ほど、まで、も、や、より、を

助動詞(点字の表記)

ごとし、させる、ず、せる、そうだ(そーだ)、だ、たい、たがる、たり、です、ない、なり、ぬ、べき

まい、ます、みたい、よう(よー)、ようだ(よーだ)、らしい、られる、れる

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

寝てばかり□君には□幻の如し

ゴミばかりらしい□パンや寿司などを

云うべきだったけれど□どうなのですか



3 形式名詞など



形式名詞は自立語で前を1マスあけて書きます。

形式名詞(点字の表記)

あたり、あと、あまり、あいだ、以上(いじょー)、いか、いぜん、うえ、うしろ、うち、かぎり、かわり、くせに、こと

頃、際、末、せい、節、たび、ため、段、近く、都度、積もり、点、通り、とき、所、中、のち、はず、ふう(ふー)、ふし

方(ほー)、他、程、まま、旨、目、もの、ゆえ、由、わけ

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

本屋辺り□その旨□知恵の限り

云った以上は□喜びのあまり

そういう風に□熱のため□来た時



4 補助動詞など



補助動詞は自立語で前を1マスあけて書きます。。

補助動詞の前の語の「て」「で」「に」のあとは1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

お話申し上げる□呼んできます

祝日につき□お願いいたします

君たちにとって□写真をとってもらう



5 副詞・連体詞など



副詞・連体詞は自立語であとを1マスあけて書きます。

副詞(点字の表記)

ああ、いつも、恐らく、かつて、必ず、かなり、きっと、極めて、決して、こう(こー)、しんみり

すぐ、すっかり、全て、全然、そろそろ、そう(そー)、ちっとも、ちょっと

どう(どー)、どうか(どーか)、とても、どんどん、まだ、まさか、まるで、もっと、よもや

連体詞

あの、あらゆる、ある、大きな、かかる、奇しき、この、その、どの、とんだ、わが

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

ああいうか□こう思う□どうする?
あらゆる本□大きな愛□わが夢

後ろの名詞や形容詞と結びついて1語になっている場合は続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

あの世□この分□そのうえに□どうして
この程□その他□わが家□そのまま


6 文語的表現の助詞



助詞は前に続けて書きます。

「にして」「をして」「ずして」「主として」は前に続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

幸いにして□往々にして□二人して

「して」が助詞であるかどうかの判断ができない場合には前を1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

私にして見れば□頑として



7 独立の動詞「なさい」など



独立の動詞の場合は前を1マスあけて書きます。

☆ 「なさい」が「しなさい」に言い換えられる場合は1マスあけて書きます。

☆  「い」が省略されているときは前に続けて書きます。

☆  動詞の連用形に続く場合は前に続けて書きます。

☆  「お」に「なさい」「なさる」が続く場合は1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

ちゃんとなさいな□用意なさい

読みなさい□聞いてなさい□待ってなさい

お読みなさい□お悲しみなさる



8 形容詞の「ない」など



形容詞の「ない」は前を1マスあけて書きます。

便宜的には「ない」を「ありません」に言い換えられれば1マスあけます、考えてみてください。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

必要ない□そうじゃない□間違いない

動詞の打消しを表す助動詞の「ない」は前に続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

間違えなく□食わない□寝ない

「ない」「なく」「なし」が1語になっている場合は続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

なんとなく□事も無げ□呆気ない

みっともない□心置きなく□形無し



9 形容詞の「〜く」など



形容詞の「〜く」のあとは1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

良くない□少なくする□見たくなくなる

複合動詞の「なくなる」は前に続けて書きます。

「失う」「死ぬ」という意味の場合は続けて書きます、考えてみてください。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

父が亡くなる□荷物をすっかり無くした□夢がなくなる





目次に戻る

(Y) 数字の書き方



☆ 数字は数符を前置して書きます。
☆ 4桁までは一続きに書きます。
☆ 千の位で終わる数は仮名で「せん」と書きます。
☆ 万、億、兆は仮名で書き4桁ごとに区切ります、また、そのあとは1マスあけて書きます。
☆ 原文に位取り点があれば位取り点(Bの点)を用いて書きます。
☆ 小数点は小数点(Aの点)を用いて書きます。
☆ およその数で数が重なる場合は読点や中点を用いずにそれぞれに数符を前置して書きます。
☆ 数字が重なる部分が「十」「百」の位の場合に、それより上の位を仮名で書き位ごとに区切って書きます。
☆ 年号のアポストロフィは数符の直後にアポストロフィ(Bの点)用いて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

電話012‐345‐6789(3通り)
1000□二千億□50800
12,345,678□’05□3.14
小町1‐2‐3□数千□何百
2、3□7、8万□三百4、五十



1 ローマ数字などの書き方



☆ ローマ数字は外字符を前置し、大文字は大文字符(Eの点)を前置します。
☆ パーセント「%」に対応します。

数字・アルファベット・仮名とパーセントの間は第1つなぎ符を挟んで続けて書きます。
後ろに助詞・助動詞が続く場合は1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

x□ii□vi□xvii
V□VIII□XI□
100%□数%□30%引き
7、8%の□50%までの



2 数を含むことばの書き方



☆ 数を含む言葉は原則として数字で表し、数字に続く言葉(助数詞など)は続けて書きます。

助数詞などがあ行・ら行で始まる場合は数字と形が同じなので第1つなぎ符を挟んで書きます。

☆ 数字に続く言葉が助詞・助動詞などの場合も続けて書きます。

助詞・助動詞などがあ行・ら行で始まる場合は数字と形が同じなので第1つなぎ符を挟んで書きます。

☆ 数字の読みが促音化されている場合は促音符を用いずに数字の後ろに仮名を続けて書きます。
☆ 1語中で月と日が省略されているときは中点などを用いずに続けて書きます。
☆ 数字が並んでいるときも中点などを省略して続けて書きます。
☆ 数量や順序の意味がある場合、数字の読みが仮名で書かれていても数字を用いて書きます。
☆ 数を含む言葉で和語読みが混じる場合は和語読みの部分は仮名で書きます。
☆ 外国語の読みをする場合は漢字音に準じて書きます。
☆ 数量や順序を明確にする必要がある固有名詞は数字を用いて書きます。
☆ アルファベットやハイフンなどで書かれている数字は原文の表記の通りに書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

1割□2メートル□第3巻
4輪車□5円□6時7分
8です□108の□60億円
110へ□19らしい□2塁打
8本□1丁目□五臓六腑
三・一独立運動□二・一スト
七・五・三□六・三・三制
いちばん星□もうにどと
二百二十日□3泊5日
2ランホームラン□ベスト20
三十三間堂□県立二高




目次に戻る

(Z) アルファベットの書き方



☆ アルファベットは一つの外字符に続けて書きます。
後ろに続く文字がすべて大文字であればその位置で二重大文字符を用いて書きます。
☆ 一つの略称の中で使われる中点は省略して書きます。
☆ 一つの略称中で使われるピリオドは省略して書きます。
ピリオドを用いる場合も一つの外字符に続けて書きますが、該当する文字には大文字符を前置して書きます。
☆ 二つ以上の略称がハイフンで結ばれている場合は第1つなぎ符を用いそれぞれに外字符・大文字符・二重大文字符を前置して書きます。
☆ アルファベットで書かれた略称の間の「/」に限り「/(B・Cの点)」て書きますが、大文字符・二重大文字符は改めて書きます。
☆ 1語中のアルファベットと仮名の間は第1つなぎ符を挟んで書きます。
☆ アルファベットや省略符としてのピリオドの後ろに助詞・助動詞が続く場合は1マスあけて書きます。
☆ 1語中の仮名とアルファベットの間は続けて書きます。
☆ 1語中のアルファベットと仮名の間は続けて書きます。
☆ 1語中の数字とアルファベットの間は続けて書きます。
☆ アルファベットの省略符としてのピリオドがついているときは、後ろに続く数字との間は1マスあけて書きます。
☆ アルファベットで書かれた語句や文は、その前後ろを外国語引用符で囲んで書きます。
☆ 1語中の外国語引用符と仮名の間は第1つなぎ符を挟んで書きます。
☆ 1語中の仮名と外国語引用符の間は続けて書きます。
☆ 外国語引用符の後ろに助詞・助動詞が続く場合は1マスあけて書きます。
☆ ローマ字で書かれた日本語にも外国語引用符を用いて書きます。
☆ 人名は原文の書き方によって外国語引用符と外字符を使い分けます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

ISBN 1‐23456‐89‐0
GNP□ビタミンEだよ
N・H・K□P・T・A
U.S.A
MS‐DOS□DOS/V
A子□Xマス□PR不足
No.が□OLだった
数cm□4LDK□A4版
No.5からNo.10まで
MANNER集□gift券
world viewが求められる。
NIHONKAIはわが国だ。
T.S.Eliot
T.S.エリオット






目次に戻る

([) 分かち書き【複合語】



☆ 点字の分かち書きで、自立語内部の構成要素で区切ります。
☆ 特に「切れ続き」と呼ばれます。
☆ 自立語内部の切れ続きは意味のまとまりと拍数を判断基準としています。
☆ 拍は音韻学の音韻単位(モーラ〔mora〕)に対応しています。


1 自立語内部の切れ続き



(1)短い複合語や短い略語

☆ 二つに区切ると意味の理解を妨げる短い複合名詞や短い略語は続けて書きます。
☆ 内部に助詞などを含んでいても1語として熟している短い複合語は続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

朝夕□勝ち負け□中学校
英検□パソコン□目の当たり□血の気□その日暮らし

(2)接頭語や接尾語など

☆ 2拍以下の副次的な意味の接頭語・接尾語・造語要素と自立語との間は続けて書きます。
☆ 意味の理解を助ける場合は意味を明らかにするために1マスあけて書きます。
☆ 接頭語がマスあけを含む複合語全体にかかる場合はその後ろを1マスあけて書きます。
☆ 外来語の接辞は続けて書きます。意味の理解を助ける場合には区切って書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

毎水曜日□各国□学年毎
元総理□各方面□丸1日
相協力する□新博多名所
ヨットハーバー□インターネット□プレ5輪
ミニスカート□ヨットマンシップ□ニューメディア



2 長い複合名詞



(1)複合名詞は3拍以上の意味のまとまりが二つ以上あれば区切って書きます。

☆ 2拍であっても漢字2字の漢語は区切って書きます。
☆ 接尾語的に用いられている3拍以上の漢語は区切って書きます。
☆ 2拍以下でも自立性が強い場合は区切って書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

医学博士□紳士服専門店
都市開発□夏季休暇□付加価値
新婚同士□上向き加減
要再査定□クリスマスイブ

(2)複合名詞は2拍以下の意味のまとまりは続けて書きます。

☆ 内部に二つ以上の意味のまとまりがない場合や区切ると意味の理解を損なう場合は続けて書きます。
☆ 複合動詞や複合名詞から転成した名詞は続けて書きます。
☆ 前の語と続くことで濁音になる場合は続けて書きます。
☆ 漢字1字ずつが対等な場合はすべて続けて書きます。また、語句のまとまりなどを考慮して全てを区切って書きます

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

松並木□右半身□冬休み
市町村長□四重奏団
うれし泣き□苦し紛れ□走り始め
小春日和□理論付け□鏡開き
月日□都道府県□春夏秋冬□
春夏秋冬□上中下


3 複合動詞や複合形容詞など



(1)複合動詞は続けて書きます。

☆ 複合動詞は続けて書きます。
☆ 内部に「〜て」「〜で」がくる場合は1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

照り輝く□送り返す□間に合う
超えて行く□取ってくる□している
病んでいた夏である□遊んでいた□呼んでくる。

(2)複合形容詞は続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

辛気臭い□面白おかしい
凌ぎ易い□歩きよい□心憎い

(3)年月日は続けて書きます。

☆ 年月日や名数などは区切って書きます。
☆ 年月日や名数のなどの後ろに続く後は区切って書きます。
 
次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

1965年12月30日
午前1時23分45秒
6センチ以下□17時発
平成8年2月25日記



4 動詞の「する」



☆ 名詞や副詞に動詞のするが続く場合は前を1マスあけて書きます。

(1)動作や状態などの名詞に動詞のするが続く場合は前を1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

点訳する□準備し始める
質問します□キャンプして旅する

(2)助詞・形容詞・副詞などに動詞のするが続く場合は前を1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

点訳をする□泳ごうとして
よろよろしながら□目を丸くして

(3)時間の経過や値段、数量を表す語に動詞のするが続く場合は前を1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

予習を一度もしない□3年すると
旅行は10万円もするの?□18万したよ

(4)マスあけを含む名詞に動詞のするが続く場合は前を1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

四捨五入する□スピードアップする

(5)1字漢語に動詞のするが続く場合、音韻が変化する場合、連濁する場合は続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

和する□接する□先んずる

(6)1字漢語に動詞のするが続く場合で「する」の前に助詞の「を」を挟むことができる場合は前を1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

得する□番する□損した

(7)和語に動詞のするが続く場合は前を1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

恋して□愛して□長い旅する



5 固有名詞など



☆ 人名の名字と名前の間は区切って書きます。
☆ 普通名詞の後ろは続けて書きます。

(1)人名の名字と名前の間は続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

武者小路実篤□石川倉次

(2)人名に敬称・官位などが続く場合、3拍以上であれば前を1マスあけて書き、2拍以下は続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

朝永振一郎博士□晴男兄さん
和宮□山崎派□菊池寛賞

(3)2拍以下でも自立性が高い場合は前を1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

日野医師□平岩弓枝著□坂本アナ

(4)人名に続く「さん」「様」「氏」などは1マスあけて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

大岡一郎氏□岡本さん□渡様

(5)普通名詞の後ろは続けて書きます、愛称や短縮形なども続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

お客様□肉屋さん□花子ちゃん



6 地名や自然名など



☆ 都道府県・市区町村名は区切って書きます、その中に3拍以上の意味のまとまりが二つ以上ある場合にも区切って書きます。
☆ 固有名詞に普通名詞が続くとき、普通名詞が3拍以上の場合は1マスあけて書き、2拍以下の場合は続けて書きます。

(1)地名および地名と接尾語などとの複合語は区切って書きます、また、その内部に意味のまとまりが二つ以上ある場合にも区切って書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

東京都品川区大崎1‐2‐39
岐阜県美濃加茂市森山町4‐5‐6

(2)固有名詞に普通名詞が続くとき、普通名詞が3拍以上の場合は1マスあけて書き、2拍以下の場合は続けて書きます。

次を書いてみましょう。(解説図は順不同です)

能登半島□室戸岬□河口湖




目次に戻る

(\) 基本的な書き方



☆ 点字の表記法としては基本的にこう書かなければならないといった規定の仕方はしていないと思います。
☆ 点字の書き方には行替えや行移しについて規定があります。
☆ 点字では文章の書き始めや段落の最初は2マスあけにしています。
☆ 接頭語の1文字だけを行末に残して次の行に移してはならない。
☆ 句点・読点・閉じ記号だけを次の行に移してはならない。

☆ 見出しは見出しの大きさや序列を表すのに行頭の位置は重要な要素となります。
☆ 小見出しは5マス目から書き始め中見出し、大見出しと大きくなるに従って2マス単位にマスをとって書き始めます。
☆ 大見出しは9マス目、中見出しは7マス目、小見出しは5マス目などです。


次を書いてみましょう。

第5節 書き方の練習

(2)行頭・行末など

☆ 点字の文章は2マスあけて3マス目から書き始め、次の行からは行頭をあけずに1マス目から書き続けます。
☆ 行末の基本は「一続きに書く語を2行にまたがらせてはならない」ということです。
☆ 行末は何マスあいていてもよい、常に行末の語と行頭の語とは正しい関係を表しています。
☆ 行頭の位置は一定ですが行末の文字の位置は不揃いになります。

(3)行替え

☆ 文章の書き始めや新しくなるたびに行替えをします。
☆ 文章の終わりの句点の後はマスあけをしないで行替え(改行)します。
☆ この場合、行頭2マスあけて3マス目から書き始めます。

(4)行移し

☆ その行に書ききれないために、次の行へ移して書き続けることを行移しといいます。
☆ 一続きに書き表す語句や符号が全部入らない場合には、その語句や符号をマスあけの部分から次の行に移して書きます。
☆ 行移しの場合、行頭1マス目から書き始めます。

(5)句点・疑問符・感嘆符

☆ 句点、疑問符、感嘆符は前の語に続けて書き、次の語との間は2マスあけて書きます。
☆ 句点の符号が見出しなどのピリオドに使われている場合は、そのあとは1マスあけて書きます。
☆ 疑問符や感嘆符が文の途中にある場合は、1マスあけて書き続けます。

(6)読点・中点

☆ 読点、中点は前の語に続けて書き、次の語との間は1マスあけて書きます。
☆ 数字が重なる場合の読点や中点は省略して書き続けます。

次を書いてみましょう。


我が家は犬がワンワン、猫がニャオンニャオンと賑やかだ。隣はピアノがポロロン!と優雅です。(文末)
みかん一山二、三百円、タイは三尾二千七、八百円で5千円もかかる?(文末)
「お兄さんが『妹は?』と心配していましたよ」(文末)
I love youに相当する中国語は何か?


点字の書き方の「基本編」は終了です。
「中級編」の作成を予定しています。

エクセルで学ぶ凹面(書き面)墨点字ソフト

エクセル墨点字書き面

墨点字記号書き面


目次に戻る

(]) 学習し参考にした本など



文部省『点字学習指導の手引き(改訂版)』
日本点字委員会『日本点字表記法1990年版―日本の点字制定100周年記念』
田中 ひろし 著『点字であそぼう』
塩谷 治『はじめての点字点訳入門』
日本点字図書館『点訳のしおり』
三上 洋『100万人の点字教室』
IBM『点字編集システム ユーザーズ・ガイド』
阿佐 博 監修/遠藤 謙一 著『点字・点訳入門』
阿佐 博 監修/遠藤 謙一 著『点字・点訳の実際』
阿佐 博 監修/遠藤 謙一 著『初心者のための 点字・点訳完全マスター』
当山 啓 著『点字・点訳基本入門』
日本点字図書館『点字随想』
日本点字図書館/福井 哲也『初歩から学ぶ英語点訳 改訂版』
日本点字委員会『点字数学記号解説』
視覚障害者支援せんたー/長岡 英司『情報処理用点字のてびき』
全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)『点訳のてびき 第2版・第3版』
視覚障害者支援総合センター『点字表記辞典 改定新版』
六点漢字協会『六点漢字 ハンドブック(長谷川式六点漢字)』
岩田 美津子 著『点訳絵本のつくりかた』
坂村 健 編『ユビキタスでつくる情報社会基盤』【イネーブルウェア―ユビキタス社会と体表点字・テレサポート/長谷川 貞夫】(長谷川 貞夫氏より寄贈)
パーソナルメディア株式会社『TRONWARE』【体表点字―人間における新しい文字領域とその表示方法の研究/長谷川 貞夫】(長谷川 貞夫氏より寄贈)
日本経済新聞『バリアフリーの商品開発』(E&Cプロジェクト)[河井様より寄贈]
日本野鳥の会『さわる図鑑』鳥(@庭や公園の野鳥)
日本野鳥の会『さわる図鑑』鳥(A森や林の野鳥)
平田祥浩・平田和枝 著『長谷川式六点漢字熟語辞典』(全巻:第1巻から第10巻)[東京ヘレンケラー協会](大和様より寄贈)
神奈川県ライトセンター『点訳・音訳のための医療関係用語集(増補2)』(編集:神奈川県視覚障害援助赤十字奉仕団)
平凡社『電脳文化と漢字のゆくえ』【点字と文字コード−−すべての漢字を六点漢字に/長谷川 貞夫】(長谷川 貞夫氏より寄贈)


コアライフ熟語のパソコン学習と長谷川式六点漢字と文殊式ローマ字入力
六点漢字に困ったとき開くすべての答え
コアライフ流漢字熟語入門
コアライフ流漢字にお悩みの方のための読み書き入門 コアライフ流長谷川式六点漢字一発検索 同音同訓異義語と六点漢字の用字用語の学習
コアライフ流ローマ字入力入門 日本の古典文学を読む「万葉集と六点漢字」 コアライフ流点字入門
六点漢字などすべての無料オリジナルソフト 点訳ネット公開賛助サークル
小さな点訳

六点漢字の広場:ブログ:ご要望・ご意見をお待ちしています。

お問い合わせは パソボラトーカーまで