症状から見る猫の体の病気と症状。病気は早期発見、適切な措置が大切です。

猫が普段と異なる動作や仕草がみられたときには、早い段階で獣医さんへ相談するように心がけましょう。

猫の病気と症状について

猫の体の異常

 

歩き方(関節炎)


猫の歩き方が異常という場合、いわゆる足を引きずる場合(跛行)、麻痺(まひ)、運動失調(体の動きに調和がとれない状態)などが含まれます。したがって、原因も骨や筋肉、関節などの異常から、末梢神経系、中枢神経系(脳や脊髄)まで様々です。

 

びっこの場合は、痛みのみでもおこりますし、また骨が骨折などで不安定な場合、関節の動きが悪くなったり、また神経の異常でもおこります。原因を追及して正しい治療に結び付けるためには、正しい診断が不可欠です。したがって、早めに病院で診察を受ける必要があります。すぐ病院に行くかどうかの判断は、表にしたがってください。

 

病院ではびっこの程度をまず等級分けして、考えられる原因を探ります。もちろん病院で歩かせて診断するのが基本なので、電話だけでは判断は難しいでしょう。第T級はほとんど気付かないような軽いもの、第U級ははっきりわかるびっこでも体重はある程度乗せられるもの、第V級は激しいものでバランスとりのためにわずかに足の先を地面につけるだけで体重はかけられないもの、第W級は全く体重はかけられず足をあげたままあるいはひきずるだけというものです。これらの等級によって考えるべき病気がある程度整理されます。たとえば、第T級だと軽いけが、筋肉の炎症などが原因ですが、第W級だと骨折、脱臼、異物が刺さった、蛇に咬まれたなど激しい障害が予想されます。

 

同時に、どのような経過でびっこになったかも、重要な情報です。これは飼い主が説明しなくてはなりません。たとえば、急に悪くなった場合はけがや感染が疑われます。これには、骨折、異物、靭帯の切断、筋肉の損傷、ねんざなどが含まれます。また慢性に徐々に進行した場合には、関節炎など運動器系の変性が進んでいること、あるいは骨の感染や腫瘍の進行を示しています。

 

問診を終えて歩き方をみた後は、触診が行われます。したがって、他人を恐がる猫の場合は、これらの検査が十分に行えない場合もあるかもしれません。触診の後にはよくX線(レントゲン)検査が行われます。その他の特殊検査としては、炎症や腫瘍が疑われる場合には針で組織を刺して細胞をとって顕微鏡で検査する細胞診が行われます。また免疫疾患が疑われる場合には血清の免疫学的検査が行われます。雄猫ではネコ白血病ウイルス(FeLV)とネコ巨細胞形成ウイルス(FeSFV)の関係した関節炎もあるため、ウイルス検査もしばしば行われます。そして深いところに何かがあるような場合には、切開して中を調べたり組織をとったり(生検)することもあります。

 

神経の病気が疑われる場合には、いろいろな神経学的検査を行って、病気の場所を捜します。ただし脳の中に病気があるということはわかっても(大脳と小脳のどちらかは症状でわかりますが)、ふつうは脳の中までみることはできないので、診断がそれ以上進まないことがあります。神経系の病気では、感染症もあります。ネコ免疫不全ウイルス(FIV)感染、猫伝染性腹膜炎、トキソプラズマ症が代表的です。またFeLV感染に関連したリンパ腫が脊髄などに発生することもあります。これらの感染については血清検査で診断も可能です。また猫汎白血球減少症ウイルスが生まれる前に母親から胎子に感染すると、先天的に小脳が形成されていない猫になってしまいます。この場合は離乳期以降に猫が一人歩きするようになって、運動失調が明らかになります。

 

けがによる骨折や脱臼、ねんざがみられた場合の応急処置は、一部は家庭でもできますが、その目的はけがを治すことではなく、さらに傷が広がるのを防ぎ、痛みを和らげ、出血を止め、感染(化膿)を防ぐことです。したがって、骨折を治そうとしたり、傷をきれいにしてしまったりしないことが重要です。まず正しく動物を固定します。猫は毛布でくるむのがよいでしょう。痛みの激しい動物は咬むことがあるので注意します。高いところから落ちたなどで脊髄の損傷が疑われる場合(後ろ足の麻痺など)、頭部、背中、前足を段ボールなどの担架に固定して病院に運びます。また足の骨折の場合はそえ木をあてて包帯を巻きますが、骨盤や肋骨、手足の上の方、肩胛骨などの骨折では包帯は使用しません。出血があれば圧迫包帯で止めます。また開いた傷口の上は、清潔なガーゼなどで保護します。またショックの状態にあるものでは、まず口の中をみて呼吸のじゃまになるものがないことを確認して、毛布で包み、温かくして病院に運びます。このときに必ず病院に電話して、緊急であることを伝えておきましょう。

 

猫の脊髄の損傷で一番多い原因は高所からの落下です。マンションのベランダに出る猫にはとくに注意が必要です。アメリカでの調査によると、2階以上から落ちた場合に骨折が多くなり、死ぬものもあります。しかしながら7階以上になると骨折も死亡も少なくなります。これは猫が手足を広げて空気抵抗を増し、また着地に備えての時間が十分とれるためだろうと考えられています。ただし顎をぶつけたり胸の中に空気がたまったり、あるいはショックの状態に陥ることも多いので、もちろんすぐに病院に連れて行くべきでしょう。脊髄が切れてしまうと時間が経てば経つほどつながらなくなるので、麻痺などの症状からそれが疑われる場合にはすぐに(必ず24時間以内に)病院に行くべきでしょう。

 

▼すぐ病院へ

 

体のバランスがとれない(ふるえる、よろける、けいれん、立てない)
大きな傷がある(骨がみえている)
激しい痛みがある(激しく鳴く)
その日のうちに病院へ
歩き方がおかしい(急におかしな歩き方をするようになった)
手足が腫れている
一晩様子をみてもよい
足を引きずる(あまり続かない、痛みがない、あまりおかしな歩き方ではない)

 

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(c)症状からみる猫の体の病気・疾患

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