ここを訪れてくれたあなた。ありがとう。

 

     このページを探し当てた人は、いじめのトラブルでつらい思いをしている人でしょうか。ずいぶんつらい思いをしたでしょうね。このページが、必ずあなたに、何らかの力になることを願っています。

 

     まず、あなたは、日本国憲法、第三章、13条で、幸せになる権利があることを忘れてはなりません。ここには、こう約束してあるのです。

    

         「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」

    

         つまり、あなたの行為が、みんなにとって迷惑でなければ(迷惑とは、例えば万引き行為など)、幸せになる権利がある、ということです。それは勉強の出来ない子、運動の出来ない子だけでなく、少しはらんぼうな子も少しはいじわるな子も、障害を持っている子も、大人も、老人も、ホームレスの人も、、みんな同じように幸せになる権利があるということです。いじめられているあなたは、みじめだ、などと思う必要はないのです。いじめている人が憲法違反をしているのですから。あなたは、堂々としていればいいのです。

 

    宗教的には、「人はみんな、天国から生まれてくるので、悪い人はいない」、といわれています。また、この世に生まれることは、「何かこの世の中の役立つ仕事をするため」とも言われています。

  

     あなたに与えられた仕事が、大きいのか小さいのか、それは分かりませんが、あなたには、しなければならないあなただけの使命があるのです。そして、あなたは、お父さんやお母さんや家族だけでなく、世界の人々にとっても、平和で幸せな世界を作るチームの、大切な大切な一員なのです。それを、決して忘れてはいけません。


   さて、
いじめは次のような経過をたどってエスカレートしていくことが多いようです。しかし、人によってはこれと違った経過もたどります。あなたはどんな道をたどり、今どこにいるのでしょう。

 

      

    1 いじめのきっかけとなったもの(小学校の3,4年生の時に

            おこることが多い)

        ・だれかにからかわれた

        ・何か失敗をした

        ・「バイ菌遊び」や「のろい遊び」を何度もされた

 

               

 

      2 いじめる子は一部の子で、まだ友達も少しはいる時期

        ・何となく遊びに誘われるのが少なくなった

        ・一部の子が、よくからかったりいじわるをする 

  

               

 

     

           3 いじめがクラス全体に広がる時期(小学校5,6年生くらいが

               多い)

        ・遊びにはだれも誘ってくれない

        ・クラスでチームを組むとき誰もいない

        ・たまに通りすがりに「うざい」「きもい」「死ね」等と言われる      

        ・自分の物が、よくなくなったり、かくされたり、落書きされたり、

                     いたずらされたり、こわされたりする

        ・掃除の時、自分の机だけ運んでなかったり、椅子が机から

         降ろしてなかったりする

        ・給食の時、班で机を組むが、みんなが自分の机から離れる

        ・集会で並んでいるとき、自分の周りからみんなが少はなれる

・       ・発言や行動に、変な笑いやヤジが起こる。

    

                      

       

      4 いじめが他のクラスや学校中に広がる時期(小学校5,6年生     くらいが多い)

        ・通りすがりに、全然関係のない子(時に下級生からも)からも、

        「うざい」「きもい」「消えろ」と言われることがある  

        ・廊下で行き会う子が、わざと大げさに避ける仕草をする。

        ・委員会などでも、避けられる、チームが組めない、発言に

         対してバカにしたような笑いが起こる

 

                  

 

       5 いじめのうわさで、身動きできなくなる時期(中学生くらいが      多い)

        ・何かのきっかけで、暴力を振るわれる

        ・上述の3,4のいじめ行為がもっとひどくなっていく

   

       6 高校になってからもいじめられる時期

        (高校によってはいじめは無くなるところもある)

        ・中学の時期に起こるいじめと同じような状態からいじめが

         スタートすることが多い

        ・クラス全体に広がった感じのいじめ

        ・いじめがすぐにエスカレートする

    

   仲良しグループの中のいじめ  

      いじめは、仲良しグループの中でも起きます。まわりのみんなが知  らない間に、いじめが深くなることがあるので、特に注意てください.

          周 りの子は、からかったり、いじめているのに、仲良しのふざけ合い

     で、仲良く遊んでいると思っています。              

   

    1 みんなに都合のいいように使われる時期(小学校中学年か

           らが多い)  

        ・ボール拾いや嫌な仕事をさせられることが多くなる

        ・使いパシリをさせられる

        ・おこづかいを持ってくるように言われる            

 ↓           ↓  

       2 1の内容がだんだんひどくなる時期

        ・ボール拾いや嫌な仕事はいつも押しつけられる

        ・自分が持ってきたお金で、使いパシリをさせられる

        ・持ってくるように言われる金額が、だんだん大きくなる

        ・時に、万引きしてでもいろいろな物を持ってくるように言われる   

               

      こうした状態は、誰も止めなければ際限なくひどい状態になっていきます。ひどくなるのは、人間の心に、そうした仕組みが組み込まれているからです。ほとんどの人が同じ立場に置かれたら、いじめをエスカレートさせてしまうかも知れません。いじめられる子だけが危険ではなく、いじめる子にとっても、犯罪の域に入る行為をしてしまうことがあり、危険な状態になることがあります。

  

     いじめをされていることは、何も恥ずかしいことではないのですが、どうしても 「自分が、だめな人間だから」と、自分が悪いのが原因のように考えてしまうものです。これは、いじめを受けた人が、みんな落ちる「落とし穴」です。「自分なんか生きていてもしょうがない。」「自分さえいなくなれば、みんなは気持ち悪がることはないんだ。」等と考えたことはありませんか。これも、長くいじめられた人が,必ず考えてしまう、あるいは本気でそう思ってしまう「心理的な落とし穴」です。だれでもそう思ってしまうのです。だから、落とし穴には、けっして落ちてはなりません。

   

          あなたは、あなたの家族やおじいちゃん、おばあちゃんの命の80%、

   90%も占めているのです。もし、あなたが自殺などしたら、あなたの家族は生きていく気持ちが10%位になってしまって、生きていることが出来ないほどつらくなってしまいます。もし、あなたが落とし穴に落ちていたら、どうか落とし穴から這い出してください。

   

         そして、何か行動を起こしましょう。このホームページを探しただけでも、あなたはすでに勇気ある行動を起こしたのですから。1つやって、うまく行かなかったら、次々といろいろな行動を起こしていきましょう。いじめは、他の人にはわかりにくいものです。だから、苦しんで苦しんで、こんなにもつらい思いをしているのに、周りの人が分かってくれず、自殺してしまう人が出るのです。でも、決してあきらめてはいけません。言えなければ手紙を書く、誰かに言ってもらう、もし、この人に相談してダメなら、あの人にといろいろ変えてみましょう。自分の出来ることを、やってみればいいのです。だれかが必ず助けてくれます。あなたを必要とする人たちが、未来にたくさん待っているのですから。

 

     「つらい」と感じて1ヶ月以内なら、あなたの力で、何とかなるかも知れません。友達に相談したり、先生(担任の先生とは限らず、保健の先生や話しやすい先生、だれでもかまいません。)や、お家の人に相談することです。分かってもらえなかったら、どんどんいろいろな人に相談してみましょう。

 

           また、いじわるをしている、とあなたが感じている人に、直接「わたし、あなたのこういう態度が、とてもつらいんだけど。」と、勇気を持って言ってみるのも、いいかもしれません。子供は、人に言われないと、人の気持ちが分からないことが多いのです。言われて始めて、人の気持ちが分かって、いたずらをやめる子もいます。

 

          嫌なことをされたら、すごく怒ってみるのも、相手に気持ちを伝えることになります。だまってがまんしていることは、周りの人にとっては、何がなんだか一番わからないことなのです。「こんなことしても、気にならない子なんだ。」とか「こんなことしても、なんとも感じない子なんだ。」と、あなたのことを、だんなことをしても気にしない鈍感な子なのだと受け取ってしまいます。嫌なことは嫌だ、と表現することはとてもだいじなことなのです。いじめられていることは、不当なことであり、あなたがみじめに思うことは決してないのですから。

 

    

       あなたのつらさが、1学期、1年、2年と長い人。本当に辛かったですね。あなたの苦しみは、経験した人でないと、おそらく分からないでしょう。今は、話しかけられる友達もいなくて、先生も信用できないと感じているかも知れません。でも、分かってくれる人は必ずいます。先生やお家の人に話すときに「いつ頃からつらいと感じ出したか。どんないやなことを、どれくらいやられたか」できるだけくわしく話してください。うまく話せなかったら、このホームページを読んでくれるようにお願いしてみてください。あるいは、このホームぺージで、自分に当てはまるところを印刷して、赤線でも付けて渡し、ぜひ読んでもらってください。必ずだれかが、助け出してくれるはずです。あなたの問題の解決には、あなたを取り巻く集団(クラスや時に学校全体)が、考えを変えることも必要なときがあります。「そんな大きな問題」とあきらめず、先生方を信じて働きかけてください。あなた一人では勇気が出なかったら、お家の人の助けも借りてやりましょう。この状態が、長くなればなるほど、あなた自身へのダメージも深刻になり、あなたは、身体的だけでなく精神的にも危険な状態になるかもしれないことを、わたしはとても心配します。

 

      もし、あなたが人とうまく付き合えない、と感じていたら、ひょとかして、あなたの言ったことやしたことが、みんなを傷つけていたかも知れません。でも、それだから仲間はずれにしていい、意地悪をしていい、と言うことにはなりません。あなたは多分、自分が正しいと思うから言ったりしたりしていると思います。でも、友達も、自分が正しいと思っているでしょう。

 

    そこで、あなたがこれから注意することは、喧嘩になったとき、みんな

      なぜ自分を非難するのか、後でもいいので聞くことです。先生に聞いて

      もらうのもいいですね。理由が分かって、謝らなければいけないと思っ

      たら、謝りましょう。喧嘩になりそうになったら、また自分の悪い癖が出

      ているかな、と思うことも必要かも知れません。

 

   とにかく、話し合わなければお互いの気持ちは解らないのです。相手

    の気持ちを理解しながら、友達とうまく付き合っていくことを学ぶのです。

    勉強と同じくらい大切な学習の一つです。

     

     あなたを苦しめているいじめは、なぜ起きるのでしょう。それは、人間が集団生活をする動物だから、と言われています。集団生活を上手に営むためには、その一員として、みんなに迷惑かけないように、訓練をしなければなりません。

 

          文明社会に生きるためには、文明をうまく使いこなすための勉強をしなければならないのと同じことです。その訓練は、集団生活の中でしかできません。つまり、学校のような集団生活をするところで身に付けていくものです。上手に付き合っている人を手本にしたり、けんかをして、人の気持ちが分かったり、やりたくてもやりたくなくても我慢しなければならないことがあることを学んだりするのです。

 

          だから、子供にとっては、できるだけいろいろなタイプの友達と、遊んだりけんかをしたりすることが、大切になります。その中で、やって良いことといけないこと、人間は自分と同じように考えたり行動したりする人ばかりではないこと、ちがったことを考えたり行動したりする人もいることを学んでいくのです。

    

     でも、やって良いことか悪いことかが分かるようなけんかでなくては、意味がありません。たたかれたり、仲間はずれにされたりでは、何がいけなかったのか分かりません。「ウザイ」「きもい」「」消えろ」「死ね」といわれても何を直せばいいのか分かりません。わからなければ、それはただのいじめです。あくまでも、「これが、いやだったんだよ。」とか、「こんなことされたら、とっても怒れるよ」とか、言葉に出して、けんかをするのです。それでないと、お互いに勉強にはなりません。そういう言葉のけんかはあった方がいいのです。

 

     

     もし、あなたがいじめられている人を助けたいと思う人であったら、まず、心配な子に声をかけてあげてください。学校では出来なかったら、電話でもいいです。いじめられている子にとって「心配している子が、一人でもいる」ことは、どんなに心強いことでしょう。一人で心配なら、2〜3人友達をさそって行動してみましょう。先生に、相談するのも良いでしょう。とにかく、いじめられている子にとって、心配してくれる子は命づななので

   す。「相談できる子が一人でもいれば、自殺はしない」と言われています。

  

     自分の行動が、「いじめになっているかな」と思っている人。すぐにやめましょう。

 

    友達が、だれかをいじめていることが気になっているあなた。ともだちのいじめを、止めましょう。いじめをすることは、知らないうちにマヒしてしまい、エスカレートするからです。子供はみんないい子ですが、先生や周りの大人に注意されないと、やっていいことかいけないことか、本当には分からないところがあります。

 

          いじめやいたずら、悪いことは、大人が知らずにいると、どんどんひどくなります。良い例が、万引きがあります。知らないうちに万引きをする子の人数が増えたり、万引きする品物が高額になったりします。いじめも同じです。ちょっとからかっていたのが、いつの間にかひどいいじめになっていたりします。ひどくない段階でやめたり、注意することです。

 

          大人には、いじめが見えないことが多いのです。いじめを見つけられる一番確かな人は、あなた達子供自身です。「知らないうちに、すごいいじめになっていた」などと、いうことがないように。「友達が自殺してしまった。」「友達が警察に捕まってしまった。」ということがないように。 とにかく先生や大人に知らせましょう。

     

  このホームページが役にたったら、いじめで困っている友達に知らせてあげましょう。あなたや友達のつらい問題が、少しでも軽くなることを願っています。